目標が達成できない理由－おすすめの家庭教師
■知人・友人講師はなるべく避ける？
家庭教師をつけても成績が伸びない理由に、家庭教師の力量の問題が挙げられます。
もちろん、お子さんのやる気も関係ありますが、家庭教師との相性や家庭教師に熱意があまりなく、お子さんの学習意欲を引き出せないということもあり、これらは大学の紹介や、知人の紹介などの家庭教師が陥りやすいパターンと言えます。こういったつてによる家庭教師の場合、お子さんと相性が悪くても他の家庭教師に代えることが難しく、講師サイドもバイト感覚で指導に当たっている場合が多い傾向にあります。
もちろん、紹介でたまたまとても良い家庭教師に出会えるラッキーなこともあるでしょう。料金もリーズナブルですし、知り合いのお子さんが担当してもらっている、などは親近感も沸きやすいと言えます。ただし、志望校合格など明確な目的を持った勉強をさせなければならない場合、この親近感も時にネックとなってしまう場合があります。知人や友人の紹介で家庭教師をお願いする際の最大のリスクがこの馴れ合いであり、知人の紹介という建前上、一度授業を始めてしまうとなかなか断るのが難しくなるというデメリットもあります。志望校合格などの明確な目標がハッキリしている場合には、知り合いの紹介などの家庭教師を利用するのではなく、専門の家庭教師センターなどを活用した方が良い傾向にあります。
■押しつけがましい学習方法
とは言え、進学専門の家庭教師センターでも時折、指導力不足の講師がいるのも事実。講師自身の考えや指導法を生徒さんの性格を無視して押し付けたり、生徒さんの意見を聞かない、質問できる雰囲気が作れないような講師だと、いくら生徒さんが苦じゃなかったとしても、あまり継続するべきではないかもしれません。得てしてそうした場合は、試験結果という成果においてもあまり効果が実感できない場合が多く、授業は受けているけど成績が上がらない、それを講師に問いただしても生徒のせいする、そうしたケースも少なくないのです。典型的なダメ講師と言えますが、日本人の性格的にそうした場合でもなかなか断れないという傾向がありますので、その辺は遠慮せずに講師を代えてもらう必要があります。
上記では講師側の要因について述べましたが、生徒さん側の要因についても無視してはなりません。生徒さん個々で様々な性格があり、その性格によっては家庭教師が不向きな場合もあります。特に周りの友人に影響を受けやすいタイプの生徒さんは、集団塾などで周りが必死に勉強している姿に刺激され、「自分もやらなきゃ！」と奮起する生徒さんも少なくありません。また、自分の好きな子が塾に通っているから！という目的でも、それが成績アップに繋がったという例も多く聞かれます。生徒さん自身がしっかりと目的意識を持てば、家庭教師でも集団塾でも成績は上がり、しっかりと目標を達成することができるのです。親御さんとしては、自分の子供の性格を一番よく知っているはずですので、家庭教師が良いのか集団塾が良いのかをしっかりと見極めるようにしましょう。
次のページでは▼家庭教師指導における受験勉強に潜む罠について見てみましょう
